日々前進

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皆で祝福した心に残るウエディング

知人の結婚式で心に残る演出があります。
1.ブーケトス
2.デザートの出し方
3.指輪交換
この3つが、私がステキだなと思った演出です。まず、ブーケトスですが、トス=投げるなのですが、「トス」ではありませんでした。ブーケから延びるリボンを何人かの女性で引くという方法です。リボンを引き、ブーケと繋がっている人に新婦からそれを手渡されました。これはナイスアイデアだと思いました。ブーケトスだと、皆参加することを遠慮したりします。そして、トスされても取りにいこうとしない場合もあります。また、取り合いになってケガをする恐れもありません。ドラマのシーンで使われる独身女性が必死にブーケを取ろうとする、そんなシーンがないのです。この、ブーケトスではなく、ブーケリボンを引く方法はとてもスマートで微笑ましかったです。披露宴に参加している皆が参加でき、「誰が引くのかな?」と見守り、引き当てた人には皆からのあたたかい拍手が贈られ、その場の雰囲気がワッと湧いたのを覚えています。


次に、デザートの出し方も良かったです。料理の最後の方で出てくるデザートですが、なんとデザートは会場から繋がっているお庭でパティシエが取り分けてくれるというものでした。ガーデンウエディングという方法もありますが、このウエディングは会場&ガーデンの両方を楽しむことができました。また、皆が席から立ちデザートを食べながら庭で知らない人同士が会話を楽しむ。天気も良くとても気持ちのいい時間でした。ガーデンパーティーだけの場合は、雨など天気が気になりますが、この場合だと雨の場合は会場で最後のデザートを食べればいいだけのことなので、臨機応変さがあります。何よりも、決まった席で最初から最後まで料理をいただくのではなく、席を立って会話する時間が設けられていたところが良かったです。さすが池袋で試食会が美味しくて決めたというだけありました。


そして、指輪交換も良かったです。指輪交換は式に参加した人なら見ることができるのですが、披露宴だけ参列の人には見られない光景です。その知人の場合は、披露宴で指輪交換をしたのです。会場の真ん中で、司会者の「皆さん全員に承認になってもらいたいという、おふたりの想いです」というアナウンスが流れたあとに、指輪交換がありました。紆余曲折のあったふたりだけに、皆が見守る中の指輪交換はとても感動したのを覚えています。


このウエディングは、皆が参加するウエディングだったことがとても印象に残っています。広い会場というわけではなく、凄くきらびやかに豪華ということでもありませんでした。ですが、皆で参加し、皆でふたりを祝福したとても幸せなウエディングでした。