日々前進

日々の気づきを書いてます

互助会での挙式

僕が生まれて初めて結婚式に参加したのは27歳の時でした。
昔世界一周旅行をしていた時に知り合った友人カップルが日本に帰国してから結婚し、その結婚式に呼ばれました。互助会にはいっていたので割引もあったそうです
東京や千葉の互助会はサンセルモ
初めて参加する結婚式で、乾杯のスピーチを頼まれ、最初は楽しみにしていたものの、式当日が近づくにつれてうまくいくか心配になってきました。
前日に何度も何度もこれで大丈夫かと練習しては書き直して、練習しては書き直しての繰り返しで、夜中の二時頃にようやく寝付いたほどでした。
式当日も久しぶりに会う旅仲間との再会もほどほどに、僕は乾杯の挨拶のことで頭がいっぱいいっぱいでした。
そうして呼ばれた挨拶で、知ってる人や知らない人の前に出て、すごく緊張したのを覚えています。
でも、新郎新婦の前を通る時、彼らが笑顔で頑張ってと声をかけてくれたことで、心の緊張がほぐれて、頭が真っ白になることなく、無事暗記した挨拶を行うことができました。
乾杯の挨拶も終えると、安心して今まで全然話せなかった久しぶりに再開した友人との話も弾んで、とても楽しい結婚式の思い出になりました。
結婚式の後、披露宴、2次会も参加し、そこでお開きになるかと思いきや、新郎の友人がとても飲むのが好きな、そしてお酒の強い人ばかりが集まっていたので、なんと3次会、そして4次会までいくことになりました。どんな飲み会でも今まで4軒目など行ったことがありませんでしたが、友人の結婚という人生で一度のめでたい日だったので、僕は酔い潰れることなく、最後の最後まで参加することができました。
新郎のご友人はみんな僕よりも年上でしたが、全員気さくで話しやすく、そしてノリも良くて、場をなごますのがとても上手で、3次会4次会と参加した全ての人が楽しい思い出を共有できたんじゃないかって思います。
最後の最後まで残ったのはやはり旅を共に経験した旅仲間達でした。僕達は過去の旅の思い出を飽きることなく永遠に話し合い、思い出しては笑い合い、朝型五時ごろまでずっと話していました。
それからようやく始発を待ってそれぞれのホテルに帰る段になって、新郎新婦と一番旅で仲良くなっていた僕は、なんと新郎から家に泊まりにおいでと誘われました。
まさか結婚式当日に大事な乾杯の挨拶を任されるだけでも嬉しかったのに、友人全員が帰った後に、大切な二人の時間を過ごすかと思いきや家に呼んでくれたのです。
とは言っても、僕達は新郎新婦の家に着くや否や彼らはベッドに、僕はソファーに倒れ込んでぐっすりと寝入ってしまいました。
相当お酒を飲んでいたので当然と言えば当然です。
旅でも、夜遅くまで一緒に飲んで語り合った日々のことを思い出さずにはいられませんでした。
そうして翌朝昼前に起きて一緒にラーメンを食べに行ってからお別れをしました。
初めての結婚式参加が彼らの結婚式でよかったなと心から思うと同時に、自分にとってもとても心に残る思い出の日となっています。
大田区のお葬式でも互助会もつかえます